【我が家で使っているポータブルトイレ】
我が家で使用しているのは、Dometicというイギリスのメーカーの、
ポータブルトイレで、976という型番のものです。
DOMETIC SANITATION TOILETS
Portable Toilets 976
【スペックと特徴】
通販サイトによるスペックは、
サイズ:387×333×387mm
本体重量:約5.9kg
素材・材質:ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂
タンク容量:汚物側/18.9L、水洗側/8.7L
その他:レベルインディケーター付き(タンクの残り空き容量)
このトイレの特徴として次の点が挙げられます
1、手動のポンプによって圧力をかけて水を流すので、少量の水で便器の洗浄が可能
2、ポータブルトイレの中では汚物タンクの容量が大きい
1、に関しては確かに押し流す力はそれなりにあると思います(特に大の方)
2、に関して、あまり他のサイトに書かれていませんが、この976の汚物タンクの容量は据付型のカセットトイレに匹敵する大容量です。
キャンピングカーのトイレを紹介したサイトによっては、カセット式のメリットとして汚物タンクの容量が大きいと指摘している記事を見かけますが、中古車に限らずよく使われている(と思われる)Thetford社のC400シリーズ(19.3L)と比較しても遜色なく、便座が回転する小型のC200シリーズ(18L)よりも大容量です。ちなみに洗浄水に関しては事情が違い、C200シリーズの8~9Lは近いのですが例えばC403の15Lに比べると大分少ないです。
正直、キャンピングカー購入時にカセット式の車を選ぶかマルチルーム+ポータブルトイレにするかで悩みましたが、結果としてポータブルトイレでもよかったと思っています。カセット式のThetford社C400シリーズなどは未だに憧れですが、中古車を検討していた我が家では人様の長年使ってきたトイレをそのまま使うことに多少抵抗があり、また汚物タンクそのものや、収納エリアの蓋・パッキンなども心配だったので、中古車の場合はポータブルの方が気持ちよく使えるのではと思いました。ちなみに、汚物タンク自体は通販で新品が購入できますが3〜4万円と高価なので、この点も2万円でおつりのくる上記Dometic社の製品のコストパフォーマンスが光ります。
他に、カセットトイレにないメリットとしては、汚物タンクが満タンになる頃には清水タンクがほぼ空になっていて、汚物タンクの排水口などのカバーとしての役割をそのまま果たしてくれます。便座の蓋もしっかり閉じられるので、処理するための持ち運びはポータブルトイレの方が(気持ち的にも)やりやすいかもしれません。この辺はカセットトイレも取っ手が伸びてタイヤで地面を転がせるものもあるようなので、人それぞれ意見があるかもしれませんが。
蓋を閉じると6面にわたり密閉度が高いので、
持ち運びの抵抗が少ない(気がします)
【水と薬品の量がわかりにくかった】
さて、我が家のクレソンのマルチルームに収まっているDometic 976ですが、利用に際して戸惑った点があります。それは、入れる水の量・薬剤の量がわかりにくいということ。
トイレの説明書には水洗用に関して、注水口から25mm下までとあるのみで、実際に何リットル入れれば良いか書いてありませんでした。容量に関しては、同じDometic社製のトイレ用薬剤にヒントがありました。結論としては、
水洗用水タンク
水:8L
リンス:80ml
(Dometic純正のリンスに、水10Lの場合は100ml、20Lの場合は200mlと書いてあったので80mlと思われます)
汚物タンク
水:3L
消臭剤:120ml
(こちらはDometic社純正の薬剤のボトルに、具体的に書いてありました)
となります。
水洗用水タンクの容量は、私がトイレのマニュアルに従い注入口から25mmの位置まで計量しながら注水して調べました。1.5L測れるピッチャーで何回入れられたかという非常に大雑把な計量方法なので、ある程度誤差があると思いますが、、
ちなみに我が家では予備の水缶の側面に、8Lと11Lを示す印をつけておいて11Lの水をトイレまで運こび、汚物タンクに3L、残りを清水タンクに入れるという方法でトイレの準備をしています。薬剤も80ml用、120ml用と専用の軽量カップを2つ用意して投入しています。